当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
中国／武夷山（ぶいさん）
【場 所】
中国／福建省
【登録範囲】
「武夷山風景区」「武夷山国家自然保護区」を含む約999ｋ㎡と、緩衝地帯約280ｋ㎡。
【登録基準】～文化遺産③⑥自然遺産③④～【1999年登録】
ひときわ優れた自然美、及び美的要素をもつ自然現象・地域。
学術上、環境保護上価値を有する絶滅の恐れのある野生種のための自然生息域。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に
関係するもの。
中国／武夷山（ぶいさん）についての解説
【中国／武夷山（ぶいさん）】
中国南東部にある武夷山は、数々の奇峰怪石や峡谷、渓流、赤色砂岩の絶壁を有する山岳地帯で、唐代より知られる名勝です。
なかでも「九曲渓」や「天遊峰」の景観は有名です。亜熱帯及び温帯樹林が広がり、稀少な動植物の生息地でもあります。数々の詩碑や、12世紀に築かれた道教寺院などの史跡、考古遺跡も残り、文化遺産としての価値も高められました。
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