世界遺産誕生の経緯

当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、 多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。 国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。

世界遺産誕生の経緯

世界遺産の誕生の経緯を知って、世界遺産についての理解を深めましょう。

 


【誕生の経緯】

 

世界遺産が、どのような経緯で誕生したのか辿ってみました。
世界各国が保有する文化財、壊れゆく地球の自然をいかに保護していくかということ。

 

これらは第一次世界大戦以前から、たびたび国際問題として取り上げられ、条約の整備も積極的に進められてきました。
その動きが顕著になったのは、1945年、国際連合の専門機関である「ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)」が創設されてからのことです。

 

1948年には、IUCN(国際自然保護連合)が発足し、自然環境を国際的に保護しようという動きが始まり、さらに6年後、「ハーグ条約」が採択されました。

 

これは、終わりなき武力紛争の際にも、当事国の文化財を保護しようという条約です。
「IUCN」で自然を、「ハーグ条約」で文化財を保護しようという二つの動きは、ともにユネスコがリーダーシップをとってきたものでした。