当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
オランダ／スホクラントと周辺の干拓地
【場 所】
オランダ／フレヴォラント州
【登録範囲】
アムステルダムの北東約60ｋｍに位置する総面積2200ｋ㎡の干拓地。
【登録基準】～文化遺産③⑤～【1995年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。ある文化を代表する伝統的集落、土地利用の顕著な見本。
オランダ／スホクラントと周辺の干拓地についての解説
【オランダ／スホクラントと周辺の干拓地】
15世紀まで半島の一部だった場所が、海水の浸食で切り離されて島になり、その後水没の危機に陥ったのが19世紀末のことです。
水没を逃れるため1920～30年代、半島から大堤防を築いて海をせき止める工事が行われました。
さらに、堤防内を淡水湖としたうえに、本土寄りの土地を広大な干拓地として整備されたのが、この土地に見られる耕地です。
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