当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ハンガリー／ブダペストのドナウ河岸とブダ城
【場 所】
マルタ／ブダペスト市
【登録範囲】
ドナウ川を挟み、ブダ地区とペスト地区からなる一帯。
【登録基準】～文化遺産②④～【1987年登録－2002年範囲拡大】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
ハンガリー／ブダペストのドナウ河岸とブダ城についての解説
【ハンガリー／ブダペストのドナウ河岸とブダ城】
1872年、ブダと隣接するオーブダ、対岸のペストの３地区が合併して誕生したブダペストは、その美しさから「ドナウの真珠」「東欧のパリ」と呼ばれています。丘の上に王宮がそびえるブダ地区は、１５世紀に中欧最大の国家であったハンガリー王国の中心地です。
一方、１９世紀に急激に発展したペスト地区は、オーストリア＝ハンガリー二重帝国の成立により、他国の支配を逃れて独立を実現した、近代ハンガリーの象徴といえます。栄光と苦難の歴史が刻まれたブダペストは、ハンガリーの歴史を刻む町として重要な価値を持っています。
ブダペストはドナウ川を挟んでブダ地区とペスト地区に分かれます。
町の主要な物件には、「ブダ城」、「マーチャーシュ聖堂」、「国会議事堂」、「くさり橋」、「アンドラーシ通り」などがあり、世界遺産として登録されています。
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