当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ジンバブエ・ザンビア／ヴィクトリア滝
【場 所】
ジンバブエ／マタベレランド・ノース州
ザンビア/サウザン州
【登録範囲】
ヴィクトリア滝を中心とする総面積６８．６ｋ㎡の一帯。
【登録基準】～自然遺産②③～【1989年登録】
生態系や動植物の進化発展に関する生態学的、生物学的過程を示す重要な例。
ひときわ優れた自然美、及び美的要素をもつ自然現象・地域。
ジンバブエ・ザンビア／ヴィクトリア滝についての解説
【ジンバブエ・ザンビア／ヴィクトリア滝】
ヴィクトリア滝は、南米のイグアスの滝、北米のナイアガラの滝と並ぶ世界三大瀑布の一つです。
幅１７００ｍ以上、最大落差１１０～１５０ｍにも達するこの滝では、雨季が終わる３月下旬頃、毎分５億リットルもの水が落下し、５００ｍもの水煙が立ちのぼります。その光景は、自然の驚異と呼ぶにふさわしく、轟音とともに落下する水は現在も岩盤を浸食し、滝を川上へ後退させ続けているのです。
また、水煙は恵みの水となって降り注ぎ、一帯はサバンナ気候帯であるにもかかわらず、驚くほど多種多様な動植物が生息しています。
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