当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
イラク／円形都市ハトラ
【場 所】
イラク／ニーワナー県
【登録範囲】
イラク北部、ハトラにある都市遺跡。
【登録基準】～分化遺産②③④⑥～【1985年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
イラク／円形都市ハトラについての解説
【イラク／円形都市ハトラ】
ハトラは直径約２ｋｍの円形をした都市遺跡です。紀元前２４７～後２２６年までパルティア王国の軍事基地でした。
２重の城塞と堀で囲まれた町は難攻不落といわれ、中心部に建つ神殿群は後世のイスラム建築の原形となっています。
神殿の様式や装飾には、ギリシアやローマなど異文化の影響が顕著に残っています。
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