当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ブラジル／パンタナル自然保護区
【場 所】
ブラジル／マット・グロッソ州、マット・グロッソ・ド・スル州
【登録範囲】
ブラジル北西部に位置する、パンタナル・マット・グロッソ国立公園ほか三つの保護区。
【登録基準】～自然遺産②③④～【2000年登録】
生態系や動植物の進化発展に関する生態学的、生物学的過程を示す重要な例。
ひときわ優れた自然美、及び美的要素をもつ自然現象・地域。
学術上、環境保護上価値を有する絶滅の恐れのある野生種のための自然生息域。
ブラジル／パンタナル自然保護区についての解説
【ブラジル／パンタナル自然保護区】
四つの保護区からなり、３ヵ国にまたがる湿原は、総面積２３万ｋ㎡の世界最大の淡水湿地です。そのうちブラジルの1878ｋ㎡が遺産登録されています。
一帯には、クーヤバ川とパラグアイ川の源流もあり、300種以上の魚類が棲息しています。雨季には浸水により養分が行き渡るために、肥沃な大地は650種の鳥類、50種の爬虫類など多種多様な動植物の避難所でもあります。
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