当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ブラジル／オーロ・プレトの歴史地区
【場 所】
ブラジル／ミナス・ジェライス州
【登録範囲】
ブラジル南東部のオート・プレトの町。
【登録基準】～文化遺産①③～【1980年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
ブラジル／オーロ・プレトの歴史地区についての解説
【ブラジル／オーロ・プレトの歴史地区】
17世紀後半に金鉱脈が発見された後の1711年に築かれたオーロ・プレトは、ゴールドラッシュの中心地として急速に発展しました。
19世紀に鉱脈が枯渇すると町は衰退しましたが、贅を尽くした美麗な建造物が今も残っています。バロック様式のノッサ・セニョーラ・ド・ピラール聖堂は、バロック彫刻家、アレイジャディーニョにより400ｋｇの金で装飾されました。
※オーロ・プレト＝「黒い金」の意味。
最初に金の原石である、黒ずんだ石が見つかったことに由来しています。
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