当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ベリーズ／バリア・リーフ
【場 所】
ベリーズ／カリブ海域
【登録範囲】
バガラール・チコ国立海洋保護区、グローバーズ・リーフ海洋保護区など七つの海域の総面積９６３ｋ㎡。
【登録基準】～自然遺産②③④～【1996年登録】
生態系や動植物の進化発展に関する生態学的、生物学的過程を示す重要な例。
ひときわ優れた自然美、及び美的要素をもつ自然現象・地域。
学術上、環境保護上価値を有する絶滅の恐れのある野生種のための自然生息域。
ベリーズ／バリア・リーフについての解説
【ベリーズ／バリア・リーフ】
ベリーズの海岸から沖合２０ｋｍに広がるカリブ海のサンゴ礁は、オーストラリアのグレート・バリア・リーフに次ぐ世界第２の規模です。そのうち、南北に伸びる堡礁、三つの大環礁とその周辺に点在する４５０のキーを含む七つの海域が自然遺産として登録されました。
海域は、陽光が水深５０ｍまで届くほど透明度が高く、海水温度が平均２０℃以上で、サンゴのための栄養と酸素が充分に供給されるため、６５種に及ぶさまざまな形態のサンゴが見られます。
また、キーに繁茂しているマングローブの森には、絶滅の危機に瀕しているタイマイやアメリカマナティーなどの貴重な動物が棲息しています。
※キー＝サンゴ礁でできた島
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