当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
パナマ／ダリエン国立公園
【場 所】
パナマ／ダリエン県
【登録範囲】
コロンビアの世界遺産ロス・カティオス国立公園に隣接する、面積５９７０ｋ㎡のダリエン国立公園。
【登録基準】～自然遺産②③④～【1981年登録】
生態系や動植物の進化発展に関する生態学的、生物学的過程を示す重要な例。
ひときわ優れた自然美、及び美的要素をもつ自然現象・地域。
学術上、環境保護上価値を有する絶滅の恐れのある野生種のための自然生息域。
パナマ／ダリエン国立公園についての解説
【パナマ／ダリエン国立公園】
コロンビアと国境に隣接する国立公園には、太平洋岸の磯浜からマングローブが覆う低湿地帯、ヤシが繁茂する湿地帯、高温多湿の熱帯林帯、最高峰1875ｍの山の斜面に広がる雲務林帯など、変化に富んだ環境が存在しています。
高さ60ｍを超える巨大な樹木に覆われた熱帯雨林には、1000種以上のランが確認されています。また、南北アメリカ大陸を結ぶこの地帯は、ヤブイヌや希少動物カピバラの棲息地の北限であり、アライグマの棲息地の南限でもあります。
両大陸の動物がともに見られる貴重な生態系を守るために、南北両大陸を縦断する幹線道路パン・アメリカン・ハイウェイも、この公園を貫く計画は中止され、この間のみ分断されています。
海外旅行に役立つもの
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